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AmazonベンダーセントラルのAPI連携でできることと導入準備

Amazonベンダーセントラルの業務をAPIで効率化する際は、取得・送信するデータに加えて、社内での確認や処理結果の管理まで考えることが重要です。APIへの接続は、自動化する仕組みの一部です。

この記事では、AmazonのSelling Partner API(SP-API)を使う場合の業務の整理と、導入前に準備したい内容を説明します。プログラムの実装手順は、最新のAmazon公式ドキュメントを参照してください。

API連携の基本

SP-APIは、Amazonのサービスとソフトウェアを連携するためのAPI群です。Amazon公式のベンダー向けユースケースでは、リテール向けの注文・出荷・請求・処理状況を扱うAPIと、ダイレクトフルフィルメント向けのAPIなどが区分されています。

そのため、「ベンダー向けAPIがある」という理由だけで、自社の取引や希望する操作がすべて対象になると判断することはできません。対象となる取引形態、業務、利用条件を確認して進めます。

また、AmazonのAPIで提供される機能と、個々のサービスが実装・提供している機能は同じではありません。導入を検討するサービスの対応範囲を別途確認する必要があります。

業務別に連携を考える

API連携の検討は、次のように業務ごとに整理できます。これは検討項目であり、任意のアカウントやサービスで全項目が利用できるという意味ではありません。

業務別に連携を考える
対象業務連携で検討する内容社内で決めたいこと
POの取得注文情報を社内処理へ渡す取得後の形式と取込先
出荷予定回答在庫・出荷計画を回答業務につなげる数量や予定を判断する担当
事前出荷通知出荷情報を通知処理へつなげる元データと対象の確認方法
請求書作成・送信請求情報を作成・送信する内容確認と例外対応の方法
処理状況の確認対象となるAPI処理の結果・エラーを確認する確認担当と対応の流れ

データを送るところまでに加えて、その後の確認を含めて設計すると、日常業務として運用しやすくなります。

自社開発とサービス利用を比較する

自社開発では、社内システムに合わせて処理を設計できます。一方で、認証、データ変換、例外処理、仕様変更への対応などを担当する体制が必要です。

サービスを利用する場合は、提供済みの機能を活用できます。ただし、対象業務や利用できるデータ形式、カスタマイズの範囲、保守の担当が希望に合うかを確認します。比較する際は、初期開発の有無だけでなく、運用を続けるための担当範囲まで含めます。

導入前に準備したいこと

最初に、自動化したい作業と、その前後の業務を整理します。相談のために、ログイン情報や実際の取引データを最初から共有する必要はありません。まずは作業の流れや、利用しているファイルの項目を説明できる状態にします。

  1. 対象業務を決める。 最も繰り返しが多い作業や、確認に時間がかかる作業を挙げます。
  2. 元データを確認する。 注文、在庫、出荷実績などが、どのシステムから取得できるかを整理します。
  3. 自社で行う確認を決める。 誰が内容を判断し、誰が処理結果を見るかを決めます。
  4. サービスの対応範囲を確認する。 希望する処理、連携方法、必要な準備を確認します。
  5. 試験と運用を設計する。 データ不足や処理エラーが起きた場合も含めて、確認方法を決めます。

認証・権限設定や接続試験は、利用する方式と最新の公式案内に沿って行います。

業務・データの整理、APIでの取得・送信、結果確認と例外対応の3つを設計し、自社とサービス提供者の担当範囲を決めます。
API接続に加えて、前後の確認や例外対応も設計する考え方を示しています。 図を拡大して見る(別タブ)

運用開始後に確認すること

業務の自動化では、エラー時に同じ処理を無条件に繰り返さないことも重要です。処理済みかどうかを確認し、再処理の要否を判断できる運用にします。

未処理のデータ、確認待ちのデータ、差異があるデータをどう扱うかを決めておくと、担当者が変わっても運用しやすくなります。これらを自社とサービス提供者のどちらが担当するかは、導入前に確認してください。

SynapseVendorの対応業務

SynapseVendorは、POの取得、出荷予定回答、事前出荷通知、請求書作成・送信の効率化を支援します。データ連携と確認・ボタン操作を組み合わせ、繰り返し作業の負担を減らします。

APIの導入に向けたデータ形式や接続の調整についても、現在の運用を伺ったうえで対応範囲を整理します。自社で行う作業とサービス側で支援する作業を確認してから、導入を進められます。

API連携について相談する

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参考情報

本記事は業務の一般的な考え方を説明するものです。具体的な操作方法や取引条件は、ご利用中のアカウントの案内およびAmazonの最新の公式情報をご確認ください。