AmazonベンダーセントラルのEDI連携とは?APIとの違いと選び方
Amazonとの取引で注文・出荷・請求の手作業が増えると、EDIやAPIによる連携が検討対象になります。連携方式を選ぶ際は、方式の名前だけで判断せず、自社のデータをどの業務へつなぎ、誰が運用するかを整理することが重要です。
この記事では、EDIとAPIの一般的な違いと、ベンダー業務で連携方法を比較するときの確認ポイントを紹介します。
EDI連携とは
EDIは、企業間で取引情報を決められた形式に沿って電子的に交換する仕組みです。注文や出荷、請求に関するデータをシステム間で受け渡し、手入力や転記を減らすために利用されます。
ただし、EDIを導入すれば社内のすべての作業が自動化されるとは限りません。社内システムのデータを連携先の形式に整える作業や、処理結果の確認、例外時の対応も含めて設計する必要があります。
APIとの違い
APIは、ソフトウェア同士が情報や処理をやり取りするための窓口です。AmazonはSelling Partner API(SP-API)を公開しており、ベンダー向けにも業務別のAPIが用意されています。
EDIは取引データを交換する仕組み、APIはソフトウェア間の連携のための窓口という観点の違いがあります。実際のサービスでは複数の仕組みを組み合わせることもあるため、両者を単純に新旧や優劣だけで比較するのは適切ではありません。

連携方法を比較するときの項目
| 比較項目 | EDI方式を検討するとき | API方式を検討するとき |
|---|---|---|
| 対象業務 | 必要な取引データの交換に対応しているか | 必要な操作・情報に対応するAPIがあるか |
| 社内との接続 | 現行EDIや販売管理システムとの受け渡し | 自社開発またはサービス経由での接続方法 |
| データ変換 | 形式やコードの変換を誰が担当するか | APIのデータと社内データをどう対応させるか |
| 運用 | 通信・処理結果の確認方法、異常時の対応 | 認証・処理結果の確認方法、異常時の対応 |
| 費用 | 初期設定、接続、変換、保守などの費用 | 開発または利用料、連携設定、保守などの費用 |
費用や導入期間は、対象業務、既存環境、サービスの提供範囲によって変わります。「EDIだから高い」「APIだからすぐに使える」と決めず、同じ業務範囲を前提に比較することが大切です。
既存システムから考える
すでに複数の取引先とEDIで連携している場合は、現在の基盤や運用を活用できるかが判断材料になります。現行の連携先やシステム担当者に、Amazon向けの対象業務とデータ形式への対応を確認します。
一方、特定のベンダー業務から効率化したい場合は、APIを利用するサービスの対応範囲と、自社で用意できるデータを比較します。APIを使うサービスであっても、自社側の受け渡しがファイルで行われる場合があります。Amazonとの接続方式と、自社システムからのデータ受け渡し方法は、分けて確認しましょう。
見積もり前に整理しておきたいこと
最初に「現在の仕組み」「減らしたい作業」「用意できるデータ」「確認を担当する人」を書き出します。そのうえで、次の内容をそろえて各サービスに相談すると比較しやすくなります。
- 対象はPO取得、出荷予定回答、事前出荷通知、請求のどの業務か。
- 現在のシステムから、どの形式でデータを取り出せるか。
- データの変換やコードの対応付けを、どちらが担当するか。
- 日常の処理結果確認と、異常時の対応が提供範囲に含まれるか。
- 導入時と運用開始後、それぞれの担当範囲と費用はどうなるか。
SynapseVendorの位置づけ
SynapseVendorは、APIを利用してAmazonベンダー業務の効率化を支援するサービスです。EDIの導入を検討している場合も、対象業務とデータの受け渡しを整理したうえで、APIを利用した方法が合うかを検討できます。
このページはSynapseVendorがすべてのEDI規格や既存EDIシステムへ接続できることを示すものではありません。現在の運用とご希望を確認し、対応可能な範囲をご案内します。
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参考情報
本記事は業務の一般的な考え方を説明するものです。具体的な操作方法や取引条件は、ご利用中のアカウントの案内およびAmazonの最新の公式情報をご確認ください。
